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損益の計算方法

取引所外国為替証拠金取引では新規注文を発注する際、買い注文から入る「買いポジション」と、売り注文から入る「売りポジション」があります。通貨そのものの受渡しは伴わず、反対売買による差金決済で取引されます。また、保有するポジションと通貨間の金利差により、スワップポイントの受取り、または支払いが発生します。

大証FXの最終的な損益は,日々の為替差金の累計額となります。以下の1〜4の金額を合わせて為替差金といいます。

  1. 引直差金(ひきなおしさきん)

    当日に約定した建玉のロールオーバーが行われた場合の、当日の清算数値と約定価格の差から計算する損益額をいいます。

  2. 更新差金

    前日にロールオーバーした建玉が当日もロールオーバーが行われた場合の、当日の清算数値と前日の清算数値の差から計算する損益額をいいます。

  3. 決済差金

    反対売買した約定について、反対売買時の約定価格と前日の清算数値(日計りの決済取引時は新規の約定価格)の約定差から計算する損益額をいいます。

  4. スワップポイント 

    当日にロールオーバーが行われた場合,通貨間の金利差に相当する金額をいいます。

※非対円通貨ペアの場合は、上記1から3の損益額に基準通貨に係る対円の当日の清算数値を乗じて円換算します。スワップポイントについては、円で付与されますので、円換算する必要はありません。

お取引によって発生する損益の計算方法は、以下の通りです。

対円取引の損益計算方法
引直差金 = (1日目の清算数値 − 新規の約定価格) × 取引枚数 × 10,000

更新差金の累計額 = (2日目の清算数値 − 1日目の清算数値) × 取引枚数 × 10,000
                   ・
                   ・
                   ・
              + (N日目の清算数値 − [N−1]日目の清算数値) × 取引枚数 × 10,000

決済差金 = (反対売買時の約定価格 − N日目の清算数値) × 取引枚数 × 10,000

最終損益 = 引直差金 + 更新差金の累計額 + 決済差金 + スワップポイントの累計額

※10,000は、取引通貨単位です。
※清算数値は、立会時間終了後に取引所で決定されます。

次の簡易な計算方法でも、損益を算出できます。

売買損益 = (新規約定と反対売買時の)約定価格差 × 取引枚数 × 10,000
最終損益 = 売買損益 + スワップポイント累計額

☆上記の損益とは別に、新規約定時および決済約定時にそれぞれ委託手数料がかかります。委託手数料は、その売買のあった日の翌営業日(※)に預託証拠金から差し引いて徴収します。
※:営業日とは、土日祝祭日を除いた銀行の営業日のことをいいます。
【委託手数料】
 1取引単位あたり210円(片道・消費税込)です。
 ただし、日計りの決済取引については105円です。

■ 「買い」から入った場合(ドル高円安を予想した取引)
<例> ドル/円30枚を108円00銭で買い、10日目に109円00銭で売った場合
・1日のスワップポイントを8円で変わらないものと仮定する。

売買損益 = ( 109円00銭 − 108円00銭 ) × 30枚 × 10,000
       = 300,000円
最終損益 = 300,000円 + スワップポイント累計額( 8円 × 30枚 × 9日 )
       = 302,160円

■ 「売り」から入った場合(ドル安円高を予想した取引)
<例> ドル/円20枚を110円00銭で売り、当日中に109円00銭で買い戻した場合

売買損益 = ( 110円00銭 − 109円00銭 ) × 20枚 × 10,000
       = 200,000円
最終損益 = 200,000円 + スワップポイント累計額( 0円 )
       = 200,000円

非対円取引の損益計算方法
引直差金
 = (1日目の清算数値 − 新規の約定価格) × 取引枚数 × 10,000 × 基準通貨の対円の清算数値

更新差金の累計額
 = (2日目の清算数値 − 1日目の清算数値) × 取引枚数 × 10,000 × 基準通貨の対円の清算数値
     ・
     ・
     ・
 + (N日目の清算数値 − [N−1]日目の清算数値) × 取引枚数 × 10,000 × 基準通貨の対円の清算数値

決済差金
 = (反対売買時の約定価格 − N日目の清算数値) × 取引枚数 × 10,000 × 基準通貨の対円の清算数値

最終損益 = 引直差金 + 更新差金の累計額 + 決済差金 + スワップポイントの累計額

※10,000は、取引通貨単位です。
※清算数値は、立会時間終了後に取引所で決定されます。
※非対円通貨ペアのスワップポイントは円で付与されますので、円換算は不要です。

※非対円取引の最終損益は、決済約定した日の基準通貨に係る対円の清算数値が決定される立会時間終了後まで確定しませんのでご注意ください。

■ ユーロ/ドルを「買い」から入った場合(ユーロ高ドル安を予想した取引)
<例> ユーロ/ドル20枚を1 . 3500ドルで売り、3日目に1 . 3555ドルで買い戻した場合
・1日目のユーロ/ドルの清算数値を1 . 3550、2日目を1 . 3570とする。
・1日目の米ドル/円の清算数値を100 . 20円、2日目を100 . 50円、3日目を100 . 30円とする。    
・1日のスワップポイントを20円で変わらないものと仮定する。

引直差金
 = (1.3550−1.3500) × (−20)枚 × 10,000 × 100.20
 = −100,200円

更新差金
 = (1.3570−1.3550) × (−20)枚 × 10,000 × 100.50
 = −40,200円

決済差金
 = (1.3555−1.3570) × (−20)枚 × 10,000 × 100.30
 = 30,090円

最終損益
 = −100,200円 + −40,200円 + 30,090円
   + スワップポイント累計額( 20円 ×(−20)枚 × 2日 )
 = −111,110円

スワップポイント

建玉をロールオーバーすることで発生する2通貨間の金利差調整額です。金利の高い通貨を買建していた場合に受け取り、売建てしていた場合は支払いが生じます。

日々のロールオーバーにより発生するスワップポイント額は、その対象となる建玉にスワップポイント累計額として蓄積され、その建玉を決済することで確定するスワップポイント累計額が売買損益とともに受渡しされます。

例えば、金利の安い「円」を売り、金利の高い「米ドル」を買う、「買いポジション」を持った場合、この2通貨間の金利差をスワップポイント額として受け取れます。仮に円の基準金利が年0.01%で、米ドルの基準金利が年3.0%だとすると、2.99%(3.0%−0.01%)がスワップポイント額となり、日々受け取ることができます。

逆に、金利の安い「円」を買い、金利の高い「米ドル」を売る、「売りポジション」を持った場合、スワップポイント額(2.99%)を日々支払うことになります。

《ご注意》

  • 金利水準の変動により、スワップポイントの受払いの立場が逆転する場合があります。

  • スワップポイント額は、売り買いともに一本値です。その額は、市場金利を勘案し日々取引所において決定されますので、こちら( 大阪証券取引所のページ )よりご確認ください。また、「WEBブラウザ方式」のお取引画面でもご確認いただけます。閲覧の仕方は「WEBブラウザ方式」操作マニュアルをご参照ください。