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プット売りで配当取りがもっとお得に

2016年3月1日

3月に入り配当が意識されるシーズンとなりました。そこで、現在、光世証券しかできない有価証券オプションのプット売り(ターゲットバイイング)を用いると配当取りがもっと効率よくなる例を紹介します。

【三井住友FG(8316)の例】 予想配当:75円

10,000株購入で、75円×10,000株=750,000円が配当取りの目標収益とします。

3月限行使価格3,000円のプットを直近の買い気配88円で100枚(10,000株相当)売り建てると、

  • ケース1:

    3月10日の引値で株価が行使価格3,000円を下割らなかった場合、売り建てたプットオプションの権利行使がなされないため、88円×100枚(10,000株) = 880,000円の収益となり、配当取りの目標収益より大きくなります。

  • ケース2:

    3月10日の引値で株価が行使価格3,000円を下回った場合、88円×100枚(10,000株) = 880,000円の収益と、3,000円で10,000株の買いポジションが発生します。

    当初の目的は配当取りでしたので、このポジションのまま3月28日権利付最終日まで持つと、配当75円が入りますので、配当収入750,000円と合わせて1,630,000円が収益となり、単純に現物株 を買うよりもずっと得になります。

【日産自動車(7201)の例】 予想配当:42円

30,000株購入で、21円×30,000株=630,000円が配当取りの目標収益とします。

3月限行使価格1,000円のプットを43.6円で300枚(30,000株相当)売り建てると、

  • ケース1:

    3月10日の引値で株価が行使価格1,000円を下割らなかった場合、売り建てたプットオプションの権利行使がなされないため、43.6円×300枚(30,000株) = 1,308,000円の収益となり、配当取りの目標収益より大きくなります。

  • ケース2:

    3月10日の引値で株価が行使価格1,000円を下回った場合、43.6円×300枚(30,000株) = 1,308,000円の収益と、1,000円で30,000株の買いポジションが発生します。

    三井住友の例と同様に3月28日権利付最終日まで持つと配当21円が入りますので、配当収入630,000円と合わせると1,938,000円の収益となります。

(図はBloombergによる)

トレーディンググループ 主任
小水流 一生

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